CASE STUDY

CASE 02

スマホアプリのプロトタイピング

CLIENT
大手建機レンタル
AGENCY
株式会社エージェント・スミス
  • 要求定義
  • UI設計/モックアップ制作
  • App 開発
  • テスト用デバイスの選定
スマホアプリのプロトタイピング

EPISODE プロジェクトエピソード

建機レンタル最大手のレンタル機器貸し出し管理用のスマートフォンアプリの開発。帳票による管理からデジタルへの移行検討に際してのプロトタイピングによるPoC実施のご要望でした。機能は、テキスト(OCR読込)とQRコードから管理機器と貸し出しステータスのデータ化。重要視されたのは、利用する従業員の方々の年齢とITリテラシーを考慮した使い勝手のよさでした。

使い勝手を向上させるには、UIのみではなく、実際の伝票が汚れや折り曲がっている状態が常である為、カメラによる伝票の読み込み精度が重要でした。実際のレンタル機器の貸し出し店舗20拠点にて、従業員の方々によるテストの実施があり、プロトタイプでありながらカメラの読み込み精度が求められ、本番への移行を前提として、使用フローにそった画面遷移と性能を担保する必要がありました。ポイントは、デザイナーをアサインせずにフルスタックエンジニアとアトミックデザインを用いて、一貫の作業としたスピード開発でした。

ISSUES

クライアントの課題
  • FEASIBILITY

    スピード開発と本番化を
    みすえた
    実装機能、
    精度の線引き

  • USABILITY

    ターゲットユーザーと
    シチュエーションを
    考慮した使い勝手

  • SHORT TERM

    確定したテスト日に
    対して短期間の開発

FLOW 制作ワークフロー

  1. デザイン

    01 デザイン

    実施したいPoCに対して、開発するプロトタイプの方針のとりまとめを実施。使い勝手として、手袋を着用しての操作や、1回で複数枚の伝票読取りを容易に、ユーザーのリテラシーに応じた画面の操作性を要求として確認。汚れや折れ曲がりのある伝票の読取りをデバイスのカメラによる担保の為、性能を比較してデバイス選定を実施。確定したテスト日が目前に迫っている中で重要な要求を満たし短期間によるプロジェクト指針を提示して制作に着手。

  2. プロトタイプ開発

    02 プロトタイプ開発

    形骸的な要件定義、ドキュメント作成を廃し、完成形を早期のイメージと認識あわせをする為のペーパープロトタイピングをスピーディーに制作。
    ユーザーフローの確認を踏まえたペーパープロトをもとに、アトミックデザインの手法を用い、最小のパーツデザインをもとに動きをつけた高精度なコーディングをしたモックアップを制作し、仕様やユーザーフローの確認と合意形成を実施。

  3. アプリの実装

    03 アプリの実装

    多様な伝票の状態と環境にてカメラの読み込み精度を担保させる開発を中心に実装。カメラのテストを繰り返し、複数情報や、連続の読み込み等、様々な条件・環境による精度の担保を実現。最後に、本番開発時にもスムーズ着手できるように設計書として仕様をとりまとめ納品。

RESULT 成果

フルスタックエンジニアを軸とした体制のスピード開発により、様々なシチュエーションにおける帳票の読取りとアプリ全体の品質を担保して、PoCと本番開発へのバトンを渡す事ができました。形骸的な開発過程の作業を廃した少ないステップと、早期にクライアントの確認と合意形成をはかるプロトタイピングとコミュニケーションに重点をおいた開発手法が功を奏しました。

本番へ移行可能なアプリの精度を実現、
ポジィティブな評価により投資・リスクの判断材料に

TEAM

  • PLANER / DIRECTOR:KENTAROH HORI
  • DESIGNER / PROGRAMER:IPPEI FUKAMATS
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